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研究のあるべき姿

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学術機関リポジトリと言う概念がある。確定した概念ではないようだが、大学や研究機関で生産された電子的な生産物を保存、登録し原則として無償で公開する仕組みを意味する。

確かに、研究結果は時として数年後のビジネスを変えてしまう位の意味をもっている場合がある。特に最近は全く関係のない研究が別系列のビジネスに影響を及ぼす場合も多々あるので、それらがインターネット上で見られるとなれば非常に便利なのだろう。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはDSpace、MITとHPが主に開発を進めている学術機関リポジトリだ。この両者が開発しているとあって、非常に有望に思える。

環境としては、Apache+Java+PostgreSQLとなっている。Unix(Linux)用のソフトウェアだ。

学術論文は現状では主に書籍に頼っているが、物凄く高い。更に、音声や画像等扱う形式も多様性がある。検索を利用して効率化を図るならば電子化した方がはるかに便利だろう。

企業内における研究は別として、研究とは本来全人類のためであるべきだ。更に、次なる研究のための礎にならなければならない。そのためにも製本ではなく、一秒でも早い全世界への公開を可能にするシステムの有益性は高い。

http://www.dspace.org/