なでしこ
なでしこ
「こんにちは世界」と言う
万人にとって分かりやすいプログラムはバグが少ない。分かりづらいスパゲティー状のソースは大抵バグが埋め込まれている。
バグを無くすのは人間である以上難しいだろう。しかしバグを減らすような組み方を覚え、適用すべきだ。分かりやすいソースはコーディング標準に適合させる方法もあるが、ひょっとしたらこんな選択肢もあるのかも知れない。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはなでしこ、日本語で作成するプログラム言語だ。確かに、日本人にとっては母国語であるために分かりやすい一面はある。
かつて同様の言語にひまわりが存在していたが、なでしこはこれの後継言語にあたる。実行速度の向上、オブジェクト指向(変数の構造化)などが機能拡張されている。
プログラムの基本、「Hello world」をなでしこで書くと、「こんにちは世界」と言う、になる。日本語である。プログラム=英語と言う頭になってしまっていると非常に違和感を感じてしまうが、初めて触った言語がなでしこであれば寧ろ取っつき良いかも知れない。
プログラムは英語であるがために障壁を高くしてしまっている可能性はある。Excel VBAくらいなら日本語記述が出来れば作成できる人口が倍増するかも知れない。なでしこはその可能性を担っているのかも知れない。