Web Developer
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裾野は広がっている
ブラウザ業界におけるMozilla、Firefoxのシェアが上がってきている、なんて噂を耳にする。逆にIEしか知らないWeb技術者の存在も耳にする。どちらも真実なのだろうが、日本国内で見ればブラウザシェアはやはりIEが殆どではなかろうか。それ位日本の情報リテラシーは低いと思われる。
ちなみにオープン・アレキサンドリアはオープンソース・ソフトウェアの紹介とあって、それなりにリテラシーが高い人が集まっているだろうと想定できるのだが、IE:約72%/Mozilla+Firefox:約19%/Opera:4%となっている。やはりIEのシェアは大きい。
しかしそうは言いつつも各Webサイトは各ブラウザに対しての対応をきちんと進めた方が良い。ブラウザ依存した動作はSEO的にもWebアクセシビリティ的にも良いとは言えない。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはWeb Developer、Mozilla、Firefoxで利用できるWebアクセシビリティ向上ツールだ。ツールバーとして利用できる。Web Accessibility ToolbarのMozilla、Firefox版と言う位置づけであるが、他にも様々な機能が盛り込まれている。
リファラー送信の無効化、各コントロールのname属性を表示、入力不可の無効化などの機能はWeb開発者にとっては有益な機能だろう。更に、画像のAlt属性チェック、id属性値、class属性値の表示、ダウンロード時間の表示などはWebディレクターでは必須の機能だ。
Webアクセシビリティとは何らかの障害を持った人達のみが対象になる訳ではない。あくまでも万人にとって使いやすいWebサイトを目指す行為だ。その対象の裾野が広がっている今だからこそ、Web Developerで一度チェックしてみては如何だろうか。