TiddlyWiki

インタラクティブWiki

TiddlyWiki

Wikiは云々と言いつつ、またしてもWikiエンジンの紹介である。同じ言語のものをあれこれ紹介しても違いを打ち出すのが難しいが、これなら安心だ。何と言ってもJavaScriptだからだ。

JavaScriptについては好き嫌いが多い。動作が保証されないので開発者にとっては如何ともしがたい存在ではある。だがシステムの動作に不備がない程度のインタラクティブ性であれば利用する意義はあるかなと思い至っている。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはTiddlyWiki、JavaScriptを利用したWikiエンジンだ。最大の特徴はその動作全体を一つのHTMLファイルで行っている事だろう。

操作は簡単で、様々に編集を行った後、右上のSave allをクリックする。そうすると編集内容がテキストエリアに表示されるので、それを実際のHTMLファイルに書き換える…を繰り返すだけだ。JavaScriptだけに、再読み込みをすると編集内容が全て元に戻ってしまうので気をつけていただきたい。

各リンクをクリックした時、編集を行う時等全体的にグラフィカルな動作が見られる。多少の問題は抱えているが、それでもユーザインタフェースは重要な要素だ。JavaScriptでならそれが解決できるのであれば、取り入れる意味はあるだろう。

それにしてもこの書き換えの作業が面倒な点が難点だ。ActiveXでFileSystemObject…云々と改造を企みたくなる遊び心満載のWikiである。

http://www.tiddlywiki.com/