SugarCRM

顧客中心のために

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ビジネスがメーカ主導から顧客中心へと移り変わって久しいが、最近更にその傾向が強まってきたような気がする。原因は分かっている、情報源が雑多に増えてきたのだ。

ビジネスとは情報量によって優位性が変わってくる。顧客のニーズに対してどれだけ多くの引き出しを持ち合わせているかにより、信頼の度合いが変化するものだ。その格差が急激に埋まりつつある。

そんな中、必要な技術とは何だろうか。私見ではNoと言える技術だと思っている。情報源が増えすぎ、都合の良い情報だけ見てしまう顧客が増えつつある。安かろう悪かろうではなく、自社の製品がどこにこだわっているのか的確に説明する事によって、それでも尚顧客が値段等別な要素に注目するのであれば諦めて手を引くことが出来る技術だ。

長くなってしまったが、本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはSugarCRM、そんな顧客達の情報を管理するためのソフトウェアだ。いわゆるCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)だ。

一時期、話題になったCRMであるが、大抵の企業では活かし切れずに終わっているケースが多い。原因は単純で、トップのマネジメント能力とデータの活用法が見出せていないという事だ。

トップのマネジメント能力とは、こう言ったソフトウェアはトップダウンで行う必要があるにも関わらずトップに扱うだけの能力がない場合である。活用法とは、入力されたデータを基に何を分析するのか決めずに取り組んでしまったがために、無意味なデータが蓄積され、業務へ負担が増えただけになってしまう現実の事だ。

更に言うならば、そういった際に巨額の資金をかけて行われる場合も多かったのが敗因だ。資金をかければ上手くいく訳でもないし、却って失敗を失敗とする事も出来ず、闇に葬られてしまっている。これからCRMに取り組まれるのであれば、是非オープンソースでの取り組みをお勧めしたい。SugarCRMはその筆頭に挙げられるはずだ。

http://www.sugarcrm.com/