Subversion

時流に乗ったCVS

Subversion ロゴ

この1年、数件の開発案件に携わってきた。その中で思ったのが意外な程バージョン管理の仕組みが導入されていないと言う事実だ。大抵何か起こってから重要性が分かるため、逆に言えばまだ何も起きていなければ分からないのだろう。

後感じられたのはシステム開発の位置づけがサイト開発の中の一部分となりつつある事実だ。これは前々から若干感じていたのだが、最近は更に強まっているように思える。システムがビジネスを成す考え方が時流から取り残されつつあるのだ。

そうなると重要になってくるのが、プログラム以外のファイルの管理手法だ。画像ファイルやFlashなどのバイナリファイルの管理や開発ほど規定が整っていない環境下でのHTMLファイルの管理だ。つまりファイルの移動や名前の変更等である。これが正直CVSでは難しいと感じていた。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはSubversion、CVSに代わるバージョン管理システムだ。特に気になるのがバイナリファイルのバージョン管理、ファイルの移動が可能な所だ。

更にインターネットを利用した開発のためにもWebDAVへの対応も引かれる点だ。元々CVSの使い勝手を継承している所があるので、それ程戸惑う事なく移行が出来そうだ。

次の案件からSubversionへと移行しようか、そう思わせてくれるテクノロジーだ。時流に乗ったCVS、言わばそんな所だろうか。

http://subversion.tigris.org/