Squeak

作っちゃおう、楽しもう

Squeak ロゴ

OSやハードウェアの多様化する中で、開発したソフトウェアが安定して動作するためにはVM(バーチャル・マシン)と呼ばれるソフトウェアが必要だ。有名な所ではJavaだろう。

かつてJavaがまだ不安定だった頃、同じようにVMを開発するプロジェクトが立ち上がった。世界初のオブジェクト指向言語と言われるSmalltalkを使い、Javaとは違う進化を遂げている。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはSqueak、プログラム言語ではなく、OSとも言える、プログラム環境全体を提供してくれるソフトウェアだ。尚、ライセンスは独自のものでありいわゆるオープンソースなのかどうかは確証が持てないのでご注意されたい(ソースは公開されています)。

動作系が2パターンあり、一つはSmalltalkを隠して動作する、限定的なモード。そしてもう一つがプログラムを駆使して動作するモードだ。限定的なモードであれば、プログラムを全く知らない人でさえインタラクティブな動作が可能だ。

このSqueakについて調べて思ったのは、実際の利用者がとても楽しそうだと言う事だ。プログラムのみならず、Squeakと言う環境全体を楽しんでいる。コンピュータかくあるべきといった印象だ。

Squeakについての書籍は既に何冊も出ている。手に取り、もし興味があれば是非取り組んでみて欲しい。そこには今まで感じた事のない、新しいコンピュータの世界が待っているはずだ。

http://www.squeak.org/(本家)

http://squeak.hp.infoseek.co.jp/(日本語情報)