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オープンソース公開のメリット

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企業における自社ソフトウェアのオープンソースによる公開は何のメリットを生み出すだろうか。企業の知名度を上げてくれるだろうか、つまり広告として捉えるのだ。

実際の所、あまり効果は望めないだろう。オープンソースというものに市場の大きさや影響度が限られているし、その中で尚、強い反響を得るには時代のニーズにマッチした、いわゆる売れ筋の商品を放出する必要が出てくるからだ。しかし、企業が出すオープンソース・ソフトウェアで市場のニーズにぴたりと当てはまるものはそう多くない。

しかし、大企業の場合を除いて一つ答えになりそうなテクノロジーを見かけた。大抵、オープンソース・ソフトウェアを公開するのは技術が売りの企業である場合が多いと思うのだが、公開したソフトウェアに興味を持ち、採用へと働きかけるのだ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはSledge、最近世間を賑わせているライブドアが開発・公開したフレームワークだ。Perlベースとなっており、実用性が高いものが揃っている。

基本はHTTPのリクエスト処理、セッション管理、データベース接続処理など。更にプラグインを組み合わせることで更に様々な機能を追加することが出来る。

サイトでは既にライブドア内外の各サイトで実装されている事が書かれている。「ぽすれん」もそうだったとは知らなかった。実用で十分鍛えられている事が十分分かる。

IT技術者は技術に引かれて集まる習性がある。企業が自分達の技術力を見える形にする事で、そのレベルに応じた技術者はきっと集まってくる。初めは開発協力者として、抜きん出た人をピックアップするのは良い手法だ。技術者の採用手段としてのオープンソース公開は如何だろうか。

http://sl.edge.jp/