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私がシステム開発を依頼されてきた会社の殆どがユーザIDとパスワードの組み合わせを3つ以上持ち合わせていた。ユーザIDは同じ場合も多々あったが、管理システムは多岐に渡っている。そしてその管理はユーザレベルで、パスワード強度も人それぞれになっていた。

それもあり、新しいシステムを導入する際には、認証情報は既存のシステムのものをそのまま使うよう提案する場合が多い。そこで最低限の統一感が生まれ、導入コストも若干下がる。

その場合、オープンソースは都合が良かった。認証部分を改造する事で対応できる場合も多かったからだ。特に既存のシステムに似通ってた機能を提供している場合などはそう言った工夫は必須だ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenWFE、オープンソースのワークフローエンジンだ。この分野では経費管理、勤怠管理、稟議閲覧が大きな管理フローになるかと思うのだが、若干様相が変わってきているらしい。

今まではグループウェアの一機能で提供されていた分野であるが、更にSFA的な意味合いを持たせたり、のみならず商品管理や在庫管理システムとの連動さえ要求されると言う事だ。

あまりの多機能化はグループウェアへの負荷が大きくなってくる。更にその機能は特定の人達しか利用しない場合もある。その場合、別なアプリケーションを導入する訳だが、オープンソースである事から、他のシステムのコンポーネント化・連動がしやすい(別なSIerのソフトウェア同士に比べて)。これはメリットだと思う。

多種多様なソフトウェアの導入は、一貫したポリシーの元でなければ継ぎ接ぎだらけになりやすい。そうなっている予感がしたら、次の導入からはオープンソースを検討に挙げて欲しい。

http://www.openwfe.org/