Object REXX
Object REXX
オープンソースによる進化
正直に言えば、ニュースを知るまではこの言語の存在自体知らなかった。調べてみると、結構昔から存在している。それこそ、Windowsとの戦いに敗れたOS/2時代よりも前からだ。
現状としてはDB2 for Linuxの開発言語として利用できるようだが、それでも利用人口はそれ程多くないのではないだろうか。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはObject REXX、IBM
が開発したスクリプト言語だ。同社のメインフレームやOS/2で動作する言語だったREXXにオブジェクト指向を取り入れた仕様となっている。
オープンソース化はどういった変化をもたらすだろう。少なくともオープンソースであるスクリプト言語は、Perl、PHP、Python、Rubyなど様々に存在する。彼らの土俵で勝負するだろうか。
Windowsではあまり人気のないREXXであるが、OS/2上ではシステムとの親和性、拡張モジュールもあって人気が高かったようだ。ブラウザ上で動作するスクリプト言語ではなく、シェルとして動作を求められる事のが多いようだ。となるとライバルはShellやRuby、Perlなどになるのかも知れない。
元々OS/2で好まれていた歴史とオープンソースと言うターニングポイントを踏まえ、今後どのように進化するだろうか。来年、再来年辺りには全く違った姿になっているかも知れない。