JXTA
JXTA
P2Pから始まる新世代
ここ数年間のP2Pの技術革新は目覚しいものがあった。不正なファイル交換など、悪しき面ばかり指摘されているが便利な技術と言うのは大抵犯罪にとっても便利だと言うだけに過ぎない。携帯電話(特にプリペイド)、インターネット、遺伝子組み換え、核開発…言い出せばきりが無い。
現在主流となっているサーバ・クライアント型のシステム開発は徐々に限界が近付いているように思える。サーバ自体の技術革新は進んでいるが、それ以上にユーザのニーズやアクセスの伸びの方が凄い。その内、全世界中をサーバで埋め尽くしても足りない、なんて事態にならなければ良いが。
本日紹介するオープンソースはソフトウェアだけではない。JXTAと呼ばれるP2P用のプロトコル(それを利用したサンプル・アプリケーションもJXTAと言う)だ。インターネットを利用した機器がPCに限らず広がっている今、注目を集めている技術だ。
JXTAはサーバを中心に据えるネットワークも、完全にクライアントのみによる構成の二つを考慮している。どちらも利点、問題点があると思うが、それは提供するサービスによって選択すれば良い事だろう。
JXTAの基本はXMLによるリクエストとレスポンスだ。現状はJAVAのみが対応となっているが、C言語への実装も進められている。他言語についても同様に進められる事だろう。
インターネットはPCとPCをサーバを介して繋ぐスター型の状態から抜け出そうとしている。PC同士を繋ぐ線の密度が増した時、次のステージではどういったサービスが考えられるだろうか。