Derby
Derby
新風を起こすデータベース
昨今はRDBMが隆盛だ。特に各種Webアプリケーションとの連動がSQLによってなされる使い勝手の良さがシェアの拡大を手伝っている。
商用で言えばOracle、DB2、SQL Serverなどがある。オープンソースで言えば、PostgreSQL、MySQL、FireBirdなどだろうか。そんなDB業界に新しい風が登場した。しかもビジネス界からだ。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはDerby、IBMからApache Software Foundationへと提供されたデータベースだ。元々、Cloudscapeと言う商用ソフトウェアで販売されている。
特徴は何と言ってもJavaベースで開発されている事だろう。容量が2MB程度と小さく、組み込みのシステムに完全対応している。新たな活用先が見えてくるだろう。PHPなどでも利用が可能との事だ。
尚、IBMの発表によると8500万ドル程度の価値があるとの事だ。勿論、減損を加味しているとは思えないが、それでも価値の高いソフトウェアであろう事は容易に想像が付く。
今後はApacheからDerbyとして発表されるこのデータベース、Apache HTTP Serverのようにシェアを獲得する事は出来るだろうか。