WebStoryUnit
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テストの能率化
システム開発におけるテストの重要性は以前までに書いた通りだが、何故実際の開発現場で適用されないのか。最大の理由は納期の短縮化、予定外作業に対するコスト見積が甘い事による工数削減だろう。そのため、本来行うべきテストにかける工数が削減されてしまう。
テストは十分に行うべきだが工数は削減すべし…そんな無理難題をどう克服するか。それはテストを行う効率を向上させるに他ならない。如何に素早く、意味あるテストを行えるかに掛かってくる。
本日紹介するソフトウェアはWebStoryUnit、HttpUnitと連携して動作するソフトウェアだ。システム開発において、量的な改善ではなく質的な革新を提供してくれるソフトウェアだ。ライセンスは…特に明記されていないので不明だ。
提供する機能としては、ブラウザの動作を記憶させる事でHttpUnitのコードを出力してくれる。それによりHttpUnitのコードを作成する手間を無くす事が出来るのだ。HttpUnitはブラウザのエミュレーションなので、確かに動作を記憶させる事が出来れば、それが一番早い訳だ。
開発工程の能率化は今後重要視される事だろう。これまでの人月方式では海外の開発部隊に圧倒されてしまう事が必死だ。単価の問題ではない、品質や能率で勝負しなければならなくなるだろう。
現状やっている作業がどれ位能率的に作業かのうか、常に問い続けよう。更に、既に同じ事をやったケース・ソフトウェアが存在しないか、チェックしよう。