TestCaseTool

入り口の一本化

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最近、やっとドラッカーの本を読むに至っている。彼がその中で何度も繰り返し取り上げているのが、知識労働者の能率化だ。工場化、マニュアル化によって肉体労働の能率化は進んでいる。これに対して知識労働者はまだまだ改善出来得るという事である。

知識労働者の能率化は二つの面で可能だと思う。一つは肉体労働と同様、マニュアル・定型化による自分よりも生産性が低いメンバーへの仕事の割り当て。そしてもう一つは能率化を促進させるツールによる能率化だ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはTestCaseTool、Webアプリケーションのテスト用ソフトウェアだ。何と言ってもプログラムを書く必要が無い所に特徴がある。

一つはArgoUMLから作成されたクラス図を読み込んでテスト仕様書を作成する機能。UMLを詳細に記述する事で、プログラムはおろかテスト仕様書まで出来上がってしまう。素晴らしい。

そしてもう一つはブラウザ操作を記録してテスト仕様書を作成する機能だ。いずれにせよ出来上がったテスト仕様書はCSVファイル形式になっており、これをツールに通す事でテストが実行できる。CSVファイルは加工もしやすいので報告書としても使い勝手が良いだろう。

出発点が一つ(クラス図)であるという事は、一点集中するだけで他はお任せに出来ると言う事だ。間違った認識も生みづらい。能率化は何も努力だけではない。こういったツールを活用する可能性も模索していきたい。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~webtest/testcasetool/ja/index.html