Ninja-VA
Ninja-VA
オープンソース戦略の新参
企業によるオープンソース・ソフトウェアの開発、公開が相次いでいる。オープンソース戦略とでも言うべきこれらの行動は、既存資産の破壊的創造を可能にするだろう。
Microsoft、Sun Microsystems、CA、Macromedia、Just System、Borland、ペンギンファクトリー…今まで紹介してきただけでもこれ位、忘れているのとまだ未紹介のものを合わせればもっとあるだろう。そして本日テンアートニが加わる。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはNinja-VA、テンアートニが開発したWebアプリケーション・フレームワーク「WebWorkBench DeveloperCafe」に機能拡張を行ったソフトウェアだ。更にクライアントGUIをビジュアル的に構築できるNinja-VA Studioもある。
やはり企業がベースを構築しているオープンソース・ソフトウェアは完成度が一歩抜きん出ている感がある。更にマーケティングも行われているのでターゲットも明確だ。
ドキュメントでうかがう限り、ここまで一気に公開して良いだろうかと思える位の豪華さだ。フレームワークのみならず、開発の統合環境まで提供されている。しかも良く実際のビジネスで揉まれている。
オープンソース戦略では、ユーザ数を増やす事がまず第一条件となる。認知度を上げ、シェアを拡大し、そしてエンタープライズを市場投入するないしコンサルタントやサポートを有償化していく。テンアートニの今後の展開はどのようになっているのだろうか、目が離せない。