Helix Player
Helix Player
デスクトップに必要な要素
Linuxのデスクトップ化が進められているが、個人的には本当に出来るのか疑問視している。用途が限定的な場合や、初めて導入される場所、相互のデータのやり取りが発生しない場所であれば良いだろうが、この全ての条件が揃うのはそうそうない。
スイッチングコストが余りに高くつき過ぎるのだ。更にデータのやり取りが発生する場所では万が一利用できないデータが来てしまった場合(Officeアプリケーションのパスワード付きファイル等)、ビジネスがストップする可能性がある。その他様々な障壁があって、必ずしも上手くいっていない現実がある。
だからと言って、止める必要はない。やはり選択肢を増やす意味はある。過去においてMacintosh専用だったPhotoshopがWindowsベースでも動作するようになったように、様々なアプリケーションがWindowsとLinuxで作られる事によって、障壁は低くなるのだから。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはHelix Player、Linux上で動作するメディアプレイヤーだ。このソフトウェアはReal Player For Linuxのベースとして利用されている。
Helix Playerでは同じくオープンソース系の音楽、動画フォーマットが再生可能になっている。つまりOgg Vorbis/TheoraやH261だ。更にMozillaのプラグインもあるのだが…こちらはそれ程利用されているのだろうか。更にこれらにReal Audio/Video、MP3などを再生できるようにしたものがReal Playerになる。
Linuxはサーバ用途で利用する事が多く、マルチメディア系に関してはWindowsに比べると弱い事は否めない。しかしデスクトップ市場を狙うにはこう言った分野への進出も必要になってくるのだ。