Heart
Heart
コンピュータと会話する日
ロボット関連技術の発展は目覚しい。人型であろうと無かろうと、既に様々な形でロボットが生活の中に入り込み始めている。いつぞや思い描いていた時代が現実になろうとしている。
ハードウェアの情報は入ってくるが、ソフトウェアは如何だろうか。つまり人工知能だ。ロボットが自立した考えの下で判断、動作し得る技術だ。
この分野も非常に面白い。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはHeart、『汎用人工知能会話システム』と呼ばれるソフトウェアだ。パターンに基づいた会話を行う事が出来、結果を幾つかのパラメータ処理する事が出来るようになっている。
思うにこの分野と言うのはいきなり結果を求め過ぎなのではなかろうか。と言うのも本来人間は幼児の時点から様々な情報に触れ、何かを見聞きし、それらが何という固有名称、どう言う形状・色・形・匂い等の固有情報で構成されているかインプットされる。
それらインプットが積み重なった結果があらゆる経験によって精度が高まり(または逆に低くなり)、人格が形成されているように思えるのだ。いきなり最終系の会話だけを取り出しても難しいのではなかろうか。
とは思いつつも人工知能分野は非常に興味があるので早速試してみた。うーん、やはりパターン的な会話が展開される…と思っていた時に船と飛行機どちらが好きかと問われた。船だと応えるとそれに合わせた答えが返ってきてどきっとした。パターンとは分かっていつつも、会話が成立するのは楽しい。更なる研究が期待される分野だ。