DansGuardian
DansGuardian
情報の洪水から皆を守る
便利なものほど悪用される、これは世の常だ。世の中が便利になるだろうと作られたものが、却って悪い方向に利用されてしまうのは残念でならない。
インターネットと言う技術は革新的に生活・ビジネスの利便性を促進させた。だが、同時に情報の氾濫と言う良くない一面も表面化しているのは事実だ。インターネットが犯罪に直接関わったとは思いがたいが、雑多な情報が本来の情報の形を捻じ曲げ、複雑化してしまっている事もある。
そのため、情報の制限と言う意味でWebフィルタリング・ソフトウェアが登場した。ある特定のURLのリスト(ブラックリスト)を作成し、そこへはアクセスできないようにする類だ。しかし、そう言う情報を載せているサイトは直ぐにサイトのURLが変わる事が多く、常にメンテナンスの必要がある。いたちごっこだ。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはDansGuardian、Webフィルタリング・ソフトウェアだ。URLによるマッチではなく、コンテンツ内容を精査してフィルタリングするタイプのソフトウェアだ(ブラックリストによる制限も可能)。
DansGuardian自体はプロキシ・ソフトウェアと組み合わせで利用される。プロキシが溜めたページ内容をチェックして、問題があればアクセス不可の案内を出す。
問題となるのはフィルタの作成方法だ。○○とか××とか、口にするのをはばかれるような単語を登録していかなければならない。逆に言うと、そう言う類に関する知識の量がフィルタリングの有効性を上げていく。設定中は余り人に見られたくは無いソフトウェアだ。