Audioscrobbler
Audioscrobbler
リスニングからコミュニティーへ
音楽は万国共通の言語だ、なんて良く言われる言葉だ。真偽はともかく、音楽がコミュニケーションの架け橋になっている事は間違いない。音楽のセンスが似ていると親しみが沸いたりする。
元祖ともいえるコミュニケーション性、そう考えると音楽自体が持っているビジネスチャンスはまだまだ大きいように思える。去年はダウンロード販売によって海外では爆発的に市場が形成された。次のステップとして何が考えられるだろうか。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはAudioscrobbler(これはサービス名であるが)、現在聞いている音楽情報を集めるサービスを展開しているサイトである。ここで開発されている各リスニング・ソフトウェアがオープンソース・ソフトウェアとなっている。
Audioscrobblerが行っているサービスは簡単に言えば、今聞いている音楽の情報をネット上にアップし、最近良く聞いている音楽情報や他人の情報とも合わせてあるアーティストにおける順位を表示できたりする。
面白いのはソーシャル・ネットワーキング的な要素をあわせたり、RSSで配信できる点だろう。音楽を聴くという個人的行為から集団的行為に昇華させる注目点が秀逸だ。ソフトウェア的観点では各プラグインがオープンソースになっているので、他のソフトウェアについてもプラグインが作りやすく、バージョンアップへの対応もしやすいと思われる。
ちなみに私自身いれてみたのだが…WinAmpでインターネットラジオばかりな私の場合、その情報はどうも上手く飛ばないようで…むしろ個人的にも何を聞いているのか知りたかったのだが(流しっぱなしになっているので)。