Another HTML-lint

SEOへの第一歩

去年頭くらいから徐々に取り上げられるようになったSEO(検索エンジン最適化)。その手法の本来目指すべき所は、人と検索エンジン双方にとって良いウェブサイトを目指す所にある。

だが、双方にとって良いとは具体的にどういう事だろう。人にとって良いとは分かりやすい。ユーザビリティに特化している事だ。しかし検索エンジンにとって良いとはどう言う状態を指し示すのだろうか。端的に言えば、それが何を意味するのかをコンピュータでも簡単に分かるようにしてあげる事だ。

コンピュータにとって分かりやすいサイトとは、構造が単純でHTMLの基本に則って作られているものを言う。テーブルタグでごちゃごちゃしているサイトは、あまり好まれないし、文法が間違っているのは最も良くない。

本日紹介するソフトウェアはAnother HTML-lint、HTMLの文法チェッカーだ。WebページのURLなどを指定する事で、採点してくれる。ライセンス上は非営利の利用に限ってフリーとなっているので、ご注意されたい。

オープン・アレキサンドリアで以前試した際に-30点くらいだった覚えがある。現在は82点…まぁこれでも良くなった方だと思う。ちなみにYahoo Japanは-103点、82点は十分な気がしてきてしまう(そういう事ではない)。

最近の動的サイトはデザインがシステムに左右されてしまうため、出力されるHTMLがおざなりになってしまう事が多い。HTMLタグが二つある、なんて見る人が見たら笑われてしまうような事態を避けるためにも使ってみる価値はあるのではなかろうか。

http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/