WeirdX

Pure Java X Server

WeirdX ロゴ

最近、クライアントマシンはWindows、サーバはLinuxというケースが増えている。確かにクライアントマシンではユーザフレンドリーで、多種多様な『GUI』ソフトウェアが多いWindowsの方が操作は楽だろうし、安定性や不特定多数の接続を処理するサーバはLinuxの方が良い。要は向き不向きと言うだけだ。

だが、システム管理者にとってはそうはいかない。クライアントマシンとしてWindowsを利用しつつも、Linuxを操作する事は多いだろう。時にはLinuxマシンのX Windowを立ち上げて操作する場合もある(Oracleのインストールとか、RHNの操作とか…)。この際にいちいちサーバへ向かうのは綺麗ではない。そこで利用されるのがX Serverだ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはWeirdX、Pure JavaによるX Serverだ。昔は動作速度の問題があったようだが、最近のコンピュータの速度であればそれ程問題ではないだろう。

魅力は何と言っても他のX Serverに比べてコストパフォーマンスが高い事だろう。X Serverは意外に高い。最近、安いものも一部に出ているが、主だったものは数万円はする。はっきり言えばそこまで出して利用するかと言われると疑問だ。

昔聞いた時には日本語環境で問題があると言う話だったが、最新版で解決していると言う情報もある。もし解決しているのであれば、活用できるのではないだろうか。

ちなみにWeirdXと言う名前、妙な気がする。「Wire」の間違いでは…と思って調べてみると「Weird(妙な)」だそうだ。ある意味納得である。

http://www.jcraft.com/weirdx/