SpamAssassin
SpamAssassin
戦いは続く…
最近、若干落ち着きつつあるが一時期のスパムメールとウィルスメールは凄まじい数あった。こう言うものに季節変動があるのかどうかは知らないが、またある時期(何かのイベント等)になったら、一気に押し寄せてくる事だろう。
さて、そんなスパムであるが対応法としては二つ考えられる。ローカルでのフィルタリングか、サーバでのフィルタリングだ。スパム情報は皆で共有した方が効率的だ。企業単位であれば、サーバへのフィルタリング導入を検討した方がいいだろう。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはSpamAssassin、ベイズ理論を用いたスパム・フィルタリングソフトウェアだ。最近、3.0にバージョンアップされ、同時にApache Software Foundationの参加に取り込まれた。
バージョンアップした事で幾つかの機能追加が行われているが、最大の特徴はスパム根絶技術(?)SPFを実装した事だろう。しかしSPFを利用したSender IDと言う技術について、Apacheグループでは拒否を表明している。Sender IDはライセンス上の問題点はあるものの、技術的には良いものだと思っているので、何らかの解決へ進めれば良いのだが…。
基本的な使い方はサーバ側での設定になるが、フィルタリングを通したスパムメールは『X-Spam-Status: Yes』のようなヘッダが追加される。後はメーラー側でこれらをフィルタリングしてあげれば良い。
スパムが来ないようにするには、外部へのメールアドレスの公開を控える事だ。加えて『info@』等のようにいかにもありがちなメールアドレスは初めから無くしてしまう。もし運用上の問題があるならば、SpamAssassinを頼ろう。