phpBugTracker
phpBugTracker
裏方のシステム化
システム開発にバグは付き物だ。初めから中・大規模なシステム開発でバグが一つも存在しない事は殆ど皆無に等しいと言えるのではないだろうか。人には間違いが付き物であるし、その人が作ったコンピュータ上で、人が作ったプログラムが動作する…間違いが無い方が不思議な位だ。
開発に何人も関わっている場合に注意すべき事がある。一人の担当者の変更が他のシステムに影響を及ぼす場合だ。システムが大規模になればなるほどその傾向が強まる。バグがあるのは仕方が無いが、その管理はきちんと行うべきである。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはphpBugTracker、バグ管理ソフトウェアだ。この系統のソフトウェアで有名なのはBugzillaであるが、phpBugTrackerは正にそれの置き換えを狙っている。
まだまだ及ばない点はあるのだが、いつか並んで選択肢の一つとして考えてもらえるよう彼らは願っている。その特徴として、簡単な利用とインストール、テンプレートの活用、データベースの独立を挙げている。
バグの管理とは今のプロジェクトで活用するのは勿論、他のプロジェクトで同じミスをしないよう、蓄積する事こそが重要になる。そのため、表面的な問題だけでなく、その問題が起こる要因、原因についてレイヤーを変えて分析できる必要がある。そのためにもデータベース化し、データを蓄積する必要があるのだ。
phpBugTrackerは言わば裏方のシステムだ。また、ある意味嫌がられる分野でさえある。しかし嫌われる分野だからこそ、システマチックに対応していくべきだろう。