iTranslator
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グローバル・コミュニケーションのために
登場時にはあれ程持てはやされたWebサービスであるが、今一流行る気配がない。結局の所、サービス提供側で対応しなければならない(つまり開発しなければならない)割に、ビジネス的なメリットが見えづらいと言うのが原因であろう。
構想の中であった、各社の飛行機チケットの価格調査のため…と言うのは難しいと当時から思ったが、公共的なサービスであれば使い道があるのではないかと思い至った。それは本日紹介するソフトウェアに依る所が大きい。
本日紹介するソフトウェアはiTranslator、翻訳Webサービスのフロントエンドだ。WebserviceX.NETで提供されている翻訳Webサービスを利用するためのソフトウェアであり、.Net版とJava版の二つがある。オープンソース・ソフトウェアではないのでご注意されたし。
ビジネスにおいて、英語の必要性は十分感じられるだろう。余程の事がない限り、英語に触れる機会はあるはずだ。個人的にはExciteの翻訳サービスをかなり利用させてもらっているが、そこまで大袈裟ではない場合もある(なら読め、と言う感じもするが)。そう言う際に便利そうだ。
ただ個人的に危惧している点として、こう言ったツールが利用され続けると、本来必要だった英語の習得度が下がるのではないかと言う事がある。何でもかんでも機械翻訳に頼り過ぎるのは良くない。でも便利だ。
このテクノロジーを利用すると何が出来るだろうか。翻訳レベルが上がれば、グローバルなコミュニケーションが取れる場が提供できそうだ。誰しもが利用している言語を気にしない世界…そんな時代が来ると非常に面白そうだ。