howm
howm
メモを取ろう
世の中にはメモソフトと呼ばれる部類のソフトウェアがたくさんある。本来、頭の中で覚えきる事が出来ない情報を整理するためにコンピュータを利用しつつも、その中でもこれ、と言えるものが存在しないのだろう。
メモはとかく手軽に取れる事が重要だ。ぱっと書いてぱっと探せる。ジャンル分け、日付入力が必須のソフトウェアもあるが、日付が不要な場合面倒だったりする。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはhowm、「一人お手軽Wikiもどき」を称するメモ取りツールだ。実際、名前も「Hitori Otegaru Wiki Modoki」の頭文字を集めたものになっている。
このソフトウェア自身は前から知っていたが、私がメインで使っているテキストエディタ、xyzzyで利用するのは似て非なるものを利用せざるを得なかった。が、いつの間にかラッパーが出来ていたので紹介しようと思い立った。元々はEmacsで動作し、そしてVim上でも動作する。
howmの特徴は何と言っても断片的なメモを作っていって、後で検索で一覧を作ろうと言う思想だ。これは最近のGmail的発想でもある。検索技術の優れ具合によるが、いちいち分類を手作業でやるのに比べると作業も速く、今後はその方針のソフトウェアが増えると考えている。
また、Wikiと同じような文書間リンクを貼れる所も便利だ。Wikiは非常に便利だが、唯一の欠点はブラウザを使うため、普段使い慣れたエディタの操作と違い、機能が殆どないテキストエリアで作業をせざるを得ないと言う事だ。howmではその欠点が解消できる。
メモ、Todo、予定、覚書…howmが管理可能な項目は多い。実際に利用し、そして手放せなくなって欲しい。実際、私も利用し始めた所だが、非常に便利だと感じ始めている。あなたにもこの感動を味わって欲しい。