DrawSWF

次世代の芸術

Flashは非常に面白く、個人的にその動向に注目している。あのインタラクティブ性と、プログラマブルのバランスが非常に良く取れていると思う。その割に動作が非常に軽い。各言語によるRemotingが更に進めば、次世代のインタフェースを担うに十分な存在になり得るだろう。

Flashを更にユーザに近い存在にするには、作品を作成するまでの敷居を更に下げる事だ。つまり、複雑な事は出来なくとも、簡単なファイル選択や文字を書いて、後はOKボタンさえ押さば作品の出来上がり、と言う単純さだ。FlashとFlashとして捉えない位、浸透させる事が出来るかどうかに真価が問われる事になるだろう。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはDrawSWF、ユーザに浸透する第一歩とも言える存在のソフトウェアだ。このソフトウェアはドローイングのソフトウェアだが、結果をFlashファイルとして書き出す事が出来る。

例えば文字を書く際に、その表示方法を指定する事で、Flashファイルにした際にタイピングされるようにする事が出来る(フェードインもある)。今回のロゴはそれを使って作ってみた(これを見てDrawSWFの価値が落ちる事がない事を祈るが…)。

作品を仕上げるまでの機能はまだ十分とはとても言えない。また、幾つかのバグもある(文字を書くのをキャンセルしても駄目だったり)。だが、それだけ進化する余地があると言う事だ。

更に進化すれば、単純に絵を描いて終わるだけでなく、それが出来上がるまでの過程を見せるような作品も出来るかも知れない。それこそ正にコンピュータ時代の芸術と言えるのではなかろうか。

http://drawswf.sourceforge.net/