WaWaWa
WaWaWa
ローカルSNSが目指すもの
インターネットとは即ちコミュニケーションの集約だ。今現在、様々な形式でのコミュニケーションが取られている。掲示板、チャット、IM、メール…企業内であってもメッセージを飛ばせるソフトウェアが広まっているほどだ。
次世代型のコミュニケーションツールがソーシャルネットワーキングだ。友達を誘う、更にその友達は別な友達を誘う…を繰り返す事でだんだんとコミュニティが大きくなっている。更にその中で新しい関係が生まれ、コミュニティが形成される訳だ。匿名性、ネット上だけの関係性が強かった今までのインターネットの世界に、現実の交友関係を再現しようと言う訳だ。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはWaWaWa、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)を構築するためのソフトウェアである。これらを導入する事でオリジナルのソーシャルネットワーキングを構築できるのだ。
考えられる使い方としては、異業種交流会等はいかがだろうか。ネットワーク上に小さいコミュニティを形成する事で、知り合いを呼ぶこともできるし、アナログの交流会で名刺交換した人をコミュニティに参加させていっても良い。後はローカル・コミュニティの再現、本当に小さな知り合い同士で行っても良いだろう。いずれにせよ、今までのSNSと違い、何らかの限定的な目的を設ける方が良さそうだ。
興味深い点として、Base-WaWaWaとCentral-WaWaWaの存在がある。通常作り上げるコミュニティはBase-WaWaWaによる。そしてCentral-WaWaWaに基本情報が登録される事でそれぞれのBase-WaWaWa間でのシームレスな連携が可能になると言うのだ。つまりCentral-WaWaWaを中心として、巨大なSNSが形成されると言うのだ。
限定的なコミュニティが幾つも存在し、それらが融合・分裂する。しかし基本的なパーソナル情報は普遍。それらは正しく現実世界のコミュニティのあり方に他ならない。WaWaWaが今後どのような進化を遂げるのか、興味深く見守っていきたい。