ForeignDesk

ローカライズの促進

幾らグローバル化が進んでいるとは言え、日本語と英語の隔てる壁はまだまだ大きいと実感する。日本語コミュニティ、サポートがある場合とない場合では明らかに日本での普及度が異なってくる。

また、ソフトウェアに限った問題としては2バイト文字、エンコードの問題がある。Shift-JIS、EUC、Unicode…主だったものでも三種類は存在する。非常に厄介だ。

以前、一度日本語ローカライズを手伝った事があるのだが、あの作業も非常に面倒だった。英語は一つの単語に対して複数の意味を持ち合わせるので、どの訳が的確なのかが分からないのだ。アプリケーションに慣れている、程度では難しい。熟知しているレベルで初めて出来る作業だ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはForeignDesk、翻訳者のための統合環境だ。対象がプロの翻訳者、グローバル企業、ソフトウェアベンダー、そしてローカリゼーション業界となっているので、様々な分野で利用できる事は間違いない。

常日頃から考えているのだが、グローバルな視点は非常に重要だ。日本という狭い枠組みの中で物事を考えてしまうと、サービスも日本にフォーカスしたものだけになってしまう。だが、世界の市場に比べれば日本は小さい。世界の市場にフォーカスする事で、何十倍もの利益を手にする事だってできるのだ。

そう考えると、無理して日本で流行るサービスを考える必要もない。世界で流行ったものは逆輸入され、日本でも流行るからだ。そして、ForeignDeskは世界へのサービス発信を手伝ってくれるはずだ。

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