Fink

システマチック・ベクター

Fink ロゴ

普通にパソコンを扱っていて、フリーウェア・シェアウェアの類を一つも使っていない人はいないだろう。オープンソース・ソフトウェアについては不明だが、一つ位入っていると願いたい。

意外にそれらのシェアウェア達はバージョンアップされずに使われ続ける場合が多い。時が経つと社内で様々なバージョンが使われていて、若干動作が変わってしまう場合もある。

パッケージ・ソフトウェアであれば告知の葉書が来たり、アップデート用の機能が付随している事が多い。それに対してシェアウェアレベルでは告知まで回す資金的余裕も少ない。フリーウェアになれば通知する義務があるのかさえ怪しい。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはFink、Mac OSX用のオープンソース・ソフトウェアのバージョン管理を行うためのソフトウェアだ。コマンド一つでEmacsなどがインストールできてしまうのだ。

Finkを利用した場合の利点は、何と言ってもバージョン管理を一括して任せられる点だろう。その気になればインストール済みのソフトウェアについて、一気に更新を行う事も出来る。Vectorや窓の杜のシステマチック版とも言える。

唯一残念なのはMac OSX版しかない事だろう。是非他のプラットフォーム版が欲しい。cygwinが若干近いが、元々のコンセプトが異なる。Java Web Startのオープンソース版とも言えるだろうか。非常に興味深いソフトウェアである。

http://fink.sourceforge.net/