Xi
Xi
XMLプログラミング
最近、XMLがだいぶ普及してきたと言う実感がある。少なくとも新しいシステム構築の案件であれば最終的な出力をCSVとXML形式のような形で求められる事が多い。
更に、普及が今一進みきらないWebサービスを考慮してもXMLが有効だ。現時点ではAmazon、Google位でしか聞かれないWebサービスではあるが、RSSなどを通じて連携と言う言葉が若干見直されつつある気がする。ASPでシステム提供している企業は是非導入を考えてもらいたいと思っている。
さて、そんな徐々にではあるが普及が進んでいるXML。コンピュータと人の、双方が分かりやすいフォーマットとしては最適なテクノロジーだ。DTDによる検証、テキストベースの作成の容易さ、プログラムでの解釈の容易さ等が受けている要因ではないかと思われる(勿論他にもあるが)。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはXi、XMLをベースにしたプログラミング言語だ。様々なスクリプト言語にとって変わろうとしている存在である。
PHPなどのいわゆるスクリプト言語が大型システム開発に向かないと言われるのはスクリプト言語中にHTMLの記入をしてしまい、可読性、デザイナーとの連携、メンテナンスが複雑になってしまい、継続的なシステム変更にかかるコストが増大してしまう事にある。XiはXMLをベースとしているので、デザインと一体化していると言える。
また、様々なタグライブラリをサポートしており、データベースへの接続は勿論、JavaBeansのオブジェクト、Strutsのタグライブラリを利用する事も出来る。APIを細分化するのは、Xiの全体像をぼやかす事がないので、非常に評価できる所だ。
実際、どれ位の操作が行えるのかは配布元である横浜ベイキットのサイトを見てもらうのが早いかもしれない。ここに実際にXiを使って構築されている部分がある。XMLプログラミング…未知数の可能性を秘めている存在だ。