GNU Go

白黒付けるぜ!

GNU Go ロゴ

将棋、チェス、麻雀そして碁。緻密な戦略を要するゲームと言うのは見ている側もやっている側も面白い。一手を指すために何十手も先を読み、時には数日間かけて勝負を行う事さえある。

碁と言うのは簡単に言えば陣取りゲームだ。自分の碁石で相手の碁石を囲めば貰う事が出来る。それを繰り返していって、最終的に陣地(?)が多い方が勝ちになる。細かなルールは置いておくとすれば、そう言うものだ。

だが、簡単なルールほど奥が深い。シンプルだからこそ、知略策略によって結果が全く異なるものになるのだ。システム設計とはシンプルである事が最も上手くいくパターンだと考えているので、それと通ずるものがあるのかも知れない。

さて、本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはGNU GO、碁のソフトウェアだ。勿論、Windows版もあるので是非試してみて欲しい。A11、のように石を打つ場所を指定する事でコンピュータを相手に楽しむ事が出来る。

ダウンロードすると意外にサイズが大きい。画面の割にサイズが大きいと言う事は、単純に計算ロジックが大きいと言う事だろう。ずぶの素人の私には強いのか弱いのかさっぱり分からなかったので、自分の目で試して欲しい。

やはり一番の注目点はGNUが作っている点だろう。正直、何故オープンソースで碁なのかと聞きたくなってしまう。だが、よくよく考えてみるとそのロジック(プログラムではなく、対戦ロジック)がオープンになる事で更に強いコンピュータを作り上げる事ができるかも知れない。

チェスの世界では行われている人対コンピュータの試合。近い将来、同じ図式で碁の世界にも登場するかも知れない。

http://www.gnu.org/software/gnugo/gnugo.html