フランシーヌ

オープンソースPOS

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先日読んだ本は「ホーム・デポ驚異の成長物語―ゼロから3兆円企業をつくった男たち」、非常に興味深い本だった。企業の作り方、進め方については勿論だが、小売業と言う分野に魅せられる本だった。

インターネットの業界に深く関わっていくと、物を売る商売は全てEコマースを通じて行うのが効率的に思えてくる。いや、確かに効率で見れば良いのかも知れないが、年商数千万から一億程度の枠内ので効率化はそれ程意味があるのだろうか。ホームデポが切り開いたDIY市場のように、市場創出を視野にいれる位の規模で捉えた場合の効率化はアナログとデジタルを複合的に組み合わせる必要があるだろう。

商いの基本はフェイストゥーフェイスだと思う。また、アナログで行われてきたビジネスがデジタルに進出する事はあっても、デジタルのビジネスがアナログに進出する事がどれだけあると言うのだろうか。デジタルでの開始を基礎としたビジネスは、顧客像をデジタルのみに限定してしまっているのではなかろうか。しかし、実際の顧客はアナログなのだ。そこを忘れてはならない。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはフランシーヌ、WebPOSシステムを提供するソリューションだ。レジ、売上管理、発注管理、経費管理、勤怠管理等が一括で提供されている。勿論、POSなのでバーコード入力は勿論、面倒なマウス操作ではないタッチパネル型の入力にも対応している。

フランシーヌは実店舗を持っている企業が対象と考えても良いだろう。しかし、それらのデータが一般的RDBMS(PostgreSQL)に収まるので、自社運営やASPで運営しているEコマースサービスとの連動を図る事が出来る。

POSシステムとはPoint Of Sales System、販売時点管理の事だ。それはレジでもあり、Eコマースで言う所のショッピングカートでもある。それはデジタルとアナログの違いでしかない。例えば実店舗で販売しながら、Eコマースの在庫管理(逆も然り)が出来れば、販売機会を二倍にする事も出来るのだ。

あなたのビジネスは実際の顧客を見ているだろうか。フランシーヌはアナログから、デジタルのビジネスへと進出する企業を応援している、今一度足元を見直す必要があるかも知れない。

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