Python
Python
小から大まで
最近、自分自身に新しい言語を覚えようと言う努力に欠けている気がする。覚えた所でそれを利用する機会もない立場にあるが、技術者としての心は新しい世界を求めているのだ。
そう思った時に考えたのはJava、C#、ruby、ActionScriptそして本日紹介するオープンソース・プログラミング言語のPythonである。いずれにしても次世代のクライアントインタフェースを担えるものを考えてみた次第だ。
Pythonを考えた理由としては、オープンソースである事、簡単なスクリプトから大規模開発まで担える事、ウェブアプリケーションからGUIアプリケーションまで幅広く扱える事、更にオブジェクト指向言語であると言うのも加点になった。
若干問題なのはその個性的な言語仕様だ。インデントの扱いが非常にユニークで、処理ブロック範囲をインデントでのみ特定するのだ。{}やBeginとEndなどで区切る事がない。また、行の最後に;を打たないので慣れた言語次第では混乱してしまいそうだ。
ちょっと気になったのは「Jython」だ。C言語による実装系は「CPython」と言って「Python」と呼ばれるのに対し「Jython」はPython言語の100%Pure Javaによる実装系との事だ。JavaのクラスをPythonのクラスとして利用する事が出来るのは既存のシステム移行時にメリットがあるかも知れない。
Pythonはあのウェブアプリケーションサーバ、Zopeの開発言語になっているし、MailMANもそうだ。大規模開発にも耐えられる仕様になっているのはこれらの実績があればこそだろう。今までと違う言語を習得しようと思ったら、こちらを考えてみるのは如何だろうか。