FreeMind
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柔軟な思考のために
時折、各業界の素晴らしいと言われる方々にお会いするのだが、その「素晴らしさ」に繋がるのは思考の深さだと思うようになってきた。思考の深さはアイディアにも現れるし、情報収集のやり方であったり、一つの出来事に対する考察の深さであったりもする。
自分自身の「素晴らしさ」を鍛えようと思ったら、情報収集から始める事をお勧めする。ニュースでも、交流会でも、メールマガジンでも、英語でもフランス語でも何でも良い。雑多に、貪欲に情報を収集するのだ。その中で徐々に取捨選択を行い、自分にとって丁度良いバランスを取っていく。
次の段階はそれぞれの物事について網羅的に考察を重ねていくのだ。物事は決して善悪の二面だけでなく、利害に関する場合でも三面、四面を持っているものだ。更に利害に関係ない中でも複数あり得る。それぞれの立場で出来事を捉える事で多面的な、自分の答えを見出す事が出来るようになるだろう。
そんな多角的な考察をフォローしてくれるのが本日紹介するオープンソース・ソフトウェア、FreeMindだ。アイディアを出す方法には幾つかあるが、FreeMindでは考えを放射状に記すノート技法であるマインドマップを採用している。
マインドマップではまず一つの出来事について単純に二極化、ないし多角化し、次に更にそれぞれについて二極化、ないし多角化するという作業を続けていく。つまり網羅的に物事を分解していく考え方だ。
アイディアとは、これまでの経験、状況、考えが一つのある切っ掛けをもって一気に花開き、脳内爆発を起こす現状だ。何もない所からは何も生まれない。自分の中でアイディアが沸く、その時まで十分に経験を積み、充電し、蓄えておく努力が必要なのだ。FreeMindはその努力をきっと助けてくれるはずだ。