クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
創作物に対するオープンソース化
オープンソースとは英語で書くとOpen Source、つまり開かれたソースと言う事である。Sourceとは勿論プログラムの内容であるソースを意味している。しかし最近は概念的な意味合いが強くなっているようだ。
クリエイティブ・コモンズは創作物に対してのオープンソース化を実現すべく日々啓蒙が進められている。この場合の創作物とは、オーディオ・ビデオ・画像・テキスト・インタラクティブ、そしてその他の創作物だ。
つまり出来上がった生成物やその生成物を製作するのに必要なもの(プログラムの場合はシステムとソース、クリエイティブ・コモンズの場合は創作物)を公開し、著作権を保護しつつある程度の範囲内での利用を許諾すると言う概念的な意味合いが「オープンソース」と言う単語に込められるようになったのだ。
クリエイティブ・コモンズの難しさは、全権利の所持を主張するのではなく、一部の権利について主張すると言う所にある。良くサイトの一番下に書かれる「All rights reserved」。これは全ての権利を所持していますと言う主張だ。これは一番簡単で良い。クリエイティブ・コモンズはどれを許してどれを許さないかを決める所が最大の問題だ。また、それを各国の法律内に落とし込むのが厄介な作業になる。しかしその過程を経て出来ているだけに、的確な文章となっているだろう。
さて、当MOONGIFT オープンソースについては如何だろうか。今までは単純に全ての権利を主張していた。しかしこう言うものがあるのだし、元々のサイトのコンテンツがオープンソース・ソフトウェア達によって保たれているのだからクリエイティブ・コモンズに準拠したい。拙い文章達が他の方々の役に立てるのであれば非常に有意義ではないか(いや、役に立たなければ意味がないのだが…)。
サイト内で利用している画像についてはオープンソース・ソフトウェアを開発されている所から拝借しているので権利の主張する所ではないのだが、それ以外についてはクリエイティブ・コモンズを設定するようにしよう。クレジットさえ出していただければ流用、二次的活用は全く問題ない。是非ご活用いただきたい。
著作権はここ数年のソフトウェア、画像等の流用を通じて非常に問題視されている。オープンソース化する事が正解かどうかは分からない。だが、生産物の共有は他のクリエイターへの貢献、ひいては人類に対しての貢献になるのではないだろうか。