写真を撮影したそのまま使うのではなく、ちょっとした加工をするだけで全く見え方が変わったりします。しかし慣れていないと、ちょっとした加工でも時間がかかってしまいます。加工法の多くはパターン化されており、それであれば自動化もできるはずです。 今回紹介するkromoは画像にレンズぼけ、色収差といった加工を施すソフトウェアです。

kromoの使い方

元の画像です。

コマンドを実行します。

$ python3 kromo.py -s 5 -v samples/cold.jpg -o cold-5.0.jpg 
Original Image: JPEG (760, 614) RGB
Dimensions must be odd numbers, cropping...
New Dimensions: (759, 613)
Completed in:   7.30s

迫ってくるような、中心部を強調する画像になりました。

さらに強めてみました。

kromoはどれくらい強調するかを指定するだけで画像を加工してくれます。細かな設定もなく、とても簡単に使えます。中心になる場所は決まっているので、注意してください。公式サイトには他にもたくさんのサンプルがあるので、どんな面白い見せ方ができるのか見てみると良いでしょう。

kromoはPython製のオープンソース・ソフトウェア(GPL)です。

yoonsikp/kromo: A simulated lens blur/chromatic aberration filter