プロジェクト毎にデータベースが異なるというのはよくある話です。その度にデータベース用のクライアントソフトウェアを切り替えて使うことになります。違うクライアントソフトウェアを実行してストレスを感じることもあるでしょう。 そこで使ってみたいのがusqlです。多数のデータベースに対応したCLIのデータベースクライアントです。

usqlの使い方

usqlはデータベースをURLスキーマ風に指定して接続します。

$ usql mysql://root:xxxx@localhost
Connected with driver mysql (5.7.10)
Type "help" for help.

my:root@localhost=> use wordpress;
USE
my:root@localhost=> show tables;
   Tables_in_wordpress   
+-----------------------+
  wp_commentmeta         
    :
  wp_users               
(12 rows)

my:root@localhost=>  

接続してしまえば後はそのデータベース特有のSQLが実行できます。サポートされているデータベースは実に多いです。SQL Server/MySQL/PostgreSQL/SQLite3/Oracle/Apache Avatica/ClickHouse/Couchbase/Cznic QL/Firebird/ADODB/ODBC/SAP HANA/Sybase SQL Anywhere/VoltDB/Google Spannerとなっています。接続方式もTCP/UDP/ソケットとなっています。

usql一つあれば多数のデータベースクライアントを用意する必要がなくなるでしょう。

usqlはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

xo/usql: usql is a universal command-line interface for SQL databases