開発者向けのツールを開発する場合、GUIがない方が手軽で自動化も考えられるのでメリットがあります。しかしユーザビリティを考えるならばインジケータを付けたり、インタラクティブに入力がある方が良いでしょう。 今回はそんなCLIツールを便利にしてくれる機能を満載したTerminal Kitを紹介します。

Terminal Kitの使い方

サンプルです。ファイル選択機能です。

$ node sample/file-input-doc1.js 
Choose a file: /path/to/saturn.txt 
Your file is '/path/to/saturn.txt '

さらにコマンドを入力させて、それを取得するデモ。

$ node sample/input-field-doc4.js
shell> ls
Your command is: 'ls'

Yes/Noを入力させることもできます。

$ node sample/yes-no-doc1.js
Do you like javascript? [Y|n]
'Yes' detected! Good bye!

さらにファイルをインタラクティブに選択もできます。

カラーリングも多数用意されています。

インジケータ。

そしてこんなグラフィックスを描くこともできます。

船体をキーボードで動かせます。

Terminal Kitはこの他にもメニューを付けたり、複数の項目から選択させる、入力補完、画像を描くなど多数の機能があります。これらの機能を使うことでCLIツールを大幅に便利にできるはずです。

Terminal Kitはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

cronvel/terminal-kit: Terminal utilities for node.js