コードの品質はどう判断したら良いでしょうか。幾つかの判断基準はあると思いますが、複雑さやコードの重複などは挙げられるでしょう。そうしたネガティブな要素が積み重なった結果、バグを含みやすくなると言うことはあると言えます。 今回紹介するCode Quality Checkerはコードの品質チェックを行ってくれるソフトウェアです。

Code Quality Checkerの使い方

Code Quality Checkerはファイルのリストを渡すだけで実行できます。とあるJavaScriptプロジェクトの例。

$ cqc src/**/*.js
Number of files:        3
Source lines of code:   203
Duplicate rate:         0.00%
High complexity rate:   0.00%
Max complexity:         8

別なRubyプロジェクトの例。

$ cqc ./**/*.rb
Number of files:        12
Source lines of code:   1540
Duplicate rate:         11.08%
High complexity rate:   0.00%
Max complexity:         0

重複したコードの率、高い複雑性を持ったコードの率などが測れます。複雑だからといって必ずしもバグがあったり品質が落ちる訳ではありません。しかし可読性が下がったり、メンテナンス性が悪くなると言うことはあるでしょう。その結果としてバグが出やすくなったり、デバッグが難解になることもあります。定期的にチェックすることでコードの品質を維持するのに役立つはずです。

Code Quality Checkerはnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

xcatliu/cqc: Code Quality Checker - Check your code quality by running one command.