DropboxがHTTPベースでのファイル公開機能を停止しました。HTMLやJavaScriptファイルについては適切なmimeTypeが与えられず、ダウンロードになってしまいます。セキュリティ上の問題と思われますが、不便を感じている人も少なからずいるのではないでしょうか。HTMLをさくっと公開できる環境は便利でした。 そこで使ってみたいのがdboxserverです。DropboxのAPIを使い、HTMLやJavaScriptファイルを使えるようにします。

dboxserverの使い方

dboxserverは最初にDropboxアプリを作成します。アクセス権限は全フォルダにしておく必要があります。

後は次のようにコマンドを打ちます。

$ CLIENT_ID="xxx" CLIENT_SECRET="yyy" ACCESS_TOKEN="zzz" go run server.go
2016/12/01 09:04:55 Listening on :8889
2016/12/01 09:05:32 Path '/Public/navbar-fixed-top.css' not found
2016/12/01 09:05:34 Path '/Public/assets/ico/favicon.ico' not found
2016/12/01 09:05:40 Invalidating

dboxserverではデフォルトでDropboxのPublic以下を見ます。これは設定で変更可能です。つまりPublic以外のフォルダも公開できるようになります。後は localhost:8999/(Dropbox上のパス) を指定してアクセスできます。実行するマシン上にDropboxがインストールされている必要はありません。

dboxserverはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

sajal/dboxserver: Serve files from dropbox over http(s)