かつてはバージョン管理と言えばCVSやSubversionが使われていました(その前にRCSというのもありましたがあちらは個人用なので)。そして今やGitを使うのが当たり前になりつつあります。 そんなGitが生まれた背景の中にあったのがBitKeeperです。元々Linuxカーネルの管理に使われてきましたが、コミュニティとの間に問題が発生して決別してしまった歴史があります。そんなBitKeeperがオープンソース・ソフトウェアになりました。

BitKeeperの使い方

BitKeeperはGitの元になったソフトウェアとも言えるのでコマンドは似ています。cloneを使うのも同じです。

$ bk clone bk://bkbits.net/bkdemo/bk_demo
Clone bk://bkbits.net/bkdemo/bk_demo
   -> file:///Users/nakatsugawa/Downloads/bk_demo
clone                              100% |==============================| OK

BitKeeperではaddではなく -Ux new というコマンドを使うようです。後はcommit、pushを使います。

$ bk -Ux new
$ bk commit -y"Comments"
$ bk push

Gitが当たり前になっている現在、分散バージョン管理システムとしての地位をBitKeeperが揺るがすのは難しいかも知れません。元々商用だったBitKeeperがオープンソースになるのは一つの時代の切れ目を感じさせますね。

BitKeeperはApache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

BitKeeper