複数のコンピュータでデータを渡し合いたい、そんなニーズにピンポイントに応えてくれたのがDropboxでした。とりあえずDropboxに保存すれば自動的にファイルが同期されて、どのマシンでもファイルが使えるようになるのはとても手軽な仕組みです。 そんなファイルの同期と同じくらいニーズがありそうなのがクリップボードではないでしょうか。目の前にあるテキストを他のコンピュータと同期したいと思うことは多々あります。それを実現してくれるのがPasteHubです。

PasteHubの使い方

PasteHubはDropboxを使ってクリップボードを共有してくれます。さらにEmacsやVimのYankについても同期ができます。

インストールはRubygemsでできます。

$ gem install pastehub
$ gem install terminal-notifier # Mac OSXの場合

後はPastehubSyncコマンドを実行するだけです。

$ PastehubSync 
Info: plugin [PasteHub::DropboxTodo] loaded.
Info: plugin [PasteHub::NotificationCenter] loaded.
Info: plugin [PasteHub::PluginSample] loaded.
Info: plugin [PasteHub::SendMail] loaded.
Info: sync_main thread start
Info: clipboardCheck thread start
Info: clipboard to File (… size=53).

多少の設定は必要ですが、EmacsやVimでも共有できるので、サーバとクライアント間でファイルを授受するのにも使えそうです。

PasteHubはRuby製、BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

kiyoka/pastehub