ローカルでHTML/JavaScriptを使った開発やWebデザインを確認する際にはHTTPサーバを立てると思います。昔であればApacheをインストールしましたが、今はPythonのSimpleHTTPServerを使ったり、RubyでWebrickを使ってコマンド一つでサーバを立てることもできます。 シンプルなのもいいですが、もうちょっと機能が欲しいと思った時に使ってみたいのがlocal-web-serverです。フロントエンド開発がきっと捗ることでしょう。

local-web-serverの使い方

local-web-serverはnpmでインストールできます。

$ npm install -g local-web-server

後はwsコマンドを実行すればカレントディレクトリをルートにしてサーバが実行されます。

$ ws
serving at http://localhost:8000
Clients  Requests  Transferred
1        10        963.43 KB

Extension          Requests  Transferred
.js                7         852.59 KB
.css               2         108.31 KB
<none>             1         2.53 KB
Resource                                                                                              Requests Transferred 
/                                                                                                     1        2.53 KB
/bootstrap.min.css                                                                                    1        106.94 KB
/style.css                                                                                            1        1.38 KB
/jquery.cookie.js                                                                                     1        3.05 KB
/ejs-h5mod.js                                                                                         1        6.85 KB
/jquery.min.js                                                                                        1        82.27 KB
/bootstrap.min.js                                                                                     1        31.07 KB
/logic.js                                                                                             1        1.00 KB
/app.js                                                                                               1        1.22 KB
/h5-1.1.12.dev.js                                                                                     1        727.12 KB

リソースのサイズが出るようになっています。オプションとして圧縮もできます。

$ ws -c

圧縮すると表示速度が大きく改善しますので大型なWebアプリケーション開発時に便利でしょう。ポート番号は8000がデフォルトですが、-p(または–port)で任意に変更もできます。

CORSもサポートしていますのでAjaxを使ったWebアプリケーションを作る際にも役立つでしょう。また、拡張子によってmime-typeを変更することも可能です。

local-web-serverはnode/JavaScript製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

75lb/local-web-server