KintはPHP製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

PHPのデバッグと言えばvar_dumpを使ったものが有名ですが、今ではもっと良いデバッグツールがたくさんあります。今回はその一つ、Kintを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/09/Screenshot 2013-09-02 8.24.24_thumb.1378122124.png)](http://images.moongift.jp/2013/09/Screenshot 2013-09-02 8.24.24.1378122124.png)
サンプル。ダンプする変数の内容と、その実行した行数が出ています。

[![](http://images.moongift.jp/2013/09/Screenshot 2013-09-02 8.24.38_thumb.1378122127.png)](http://images.moongift.jp/2013/09/Screenshot 2013-09-02 8.24.38.1378122127.png)
変数はツリー状に表示されて、展開してみられます。

サンプルのコードです。

Kintでは幾つかの関数が定義されます。例えばdはダンプの関数で、ddはダンプした後exitします。sはテキスト形式でのダンプで、+dというリアルタイム解析によるダンプ機能もあります。各種フレームワークと組み合わせた利用も可能とのことです。

MOONGIFTはこう見る

デバッグのしやすさは生産性に大きく関わってきます。スクリプト言語のようにトライ&エラーで開発する場合は特にそうです。そしてデータをダンプしても見づらいのでは意味がありません。可読性の高いデバッガーを用意するのが良いでしょう。

こういった開発補助系のツールは社内で共有し、みんなが同じものを使うようにするとより開発効率が向上します。Kintの場合はKint::enabled(false)とすれば出力されないようになるので、開発環境と本番環境でフラグを使い分ければ開発がスムーズになるでしょう。

Kint, a debugging tool for PHP

raveren/kint