App ScannerはMac OSX用Objective-C製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

よく知られたことですがiOSアプリをリリースする際にはAppleの審査が行われます。その時のチェックされる一項目としてプライベートAPIを使っていないことが挙げられます。そこで提出前にApp Scannerを使ってチェックしてみることをお勧めします。

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起動時にメッセージが出ます。チェックは完璧ではないこと、通過したからといって審査も問題がないという訳ではないことを確認します。

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メイン画面です。このウィンドウにチェックしたいアプリをドロップします。

[![](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-07-23 11.47.36_thumb.1375322545.png)](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-07-23 11.47.36.1375322545.png)
チェック中です。様々なTipsが随時表示されます。

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レポートは随時チェックできます。チェックはもの凄く時間がかかります

App Scannerは一度アプリをドロップすれば後は放置しているだけですが、実行時間は相当長いです。マシンパワーにもよりますが、数時間かかっても終わる気配がありませんでした。開発者以外の方がチェック用として使うのが良さそうです。

MOONGIFTはこう見る

Appleがリジェクトする理由は幾つもありますので、App Scannerを通過したとしても問題がない訳ではありません。しかし事前のチェックを通しておけば、貴重な時間をムダにせずに済むでしょう。

審査の通過するまでの期間はまさにApple次第です。前回は数日だったからといって、今回もその通りとは限りません。思わぬリジェクトを食らう前にどういったチェックを行うべきか、そのノウハウはとても貴重です。

ChimpStudios/App-Scanner