SuperDBはiOS/Mac OSX用のオープンソース・ソフトウェア(BSD License)です。

iOSのデバッグや、ちょっとした調整をしてはコンパイルし直して確認する…といった開発で苦労した覚えはないでしょうか。そこで今回はiOSアプリのインタラクティブなデバッガーSuperDBを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.23.13_thumb.1369633371.png)](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.23.13.1369633371.png)
Mac OSXアプリをコンパイルすると、iOSシミュレータで立ち上がっているアプリ名が表示されます。ダブルクリックして接続します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.24.43_thumb.1369633374.png)](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.24.43.1369633374.png)
そうするとコンソールが開くので、例えばselfと打ちます。

[![](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.23.18_thumb.1369633377.png)](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.23.18.1369633377.png)
こちらはiOSアプリの画面です。

[![](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.26.09_thumb.1369633381.png)](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.26.09.1369633381.png)
角に丸みをつけました。これはコンソールから実行するのみで、iOSアプリは立ち上げたままになっています。

[![](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.26.15_thumb.1369633384.png)](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-27 14.26.15.1369633384.png)
この44という部分が丸み指定場所で、マウスでドラッグして数値を変更できるのがユニークです。

SuperDBはiOSアプリの操作をF-Scriptのようなシンタックスで定義します。Objective-Cがそのまま実行できる訳ではなく、F-Scriptを介して行うのが特徴です。自作アプリの中に組み込めば、デバッグがもっとしやすくなるのではないでしょうか。

MOONGIFTはこう見る

こと開発において生産性を上げるためには高機能なデバッグ環境が欠かせません。思った通りに動くことは稀であり、大抵思いもしなかった動作をして、そこからデバッグをして問題点を解決します。その繰り返しが大事です。そしてそのための材料をデバッガーが提供してくれます。

インタラクティブにUIを操作し、コツコツと開発できるようになれば開発効率はぐっと向上しそうです。SuperDBではObjective-Cのコードを書いて実行できるという訳ではないのでちょっと残念ですが、それでもUI周りのデバッグに相当役立ってくれるのではないでしょうか。

SuperDB: The Super Debugger for iOS applications

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