WINTはJavaScriptを使うデジタルサイネージシステムです。

駅やビル内にある大型スクリーンに映し出される広告、いわゆるデジタルサイネージはシステム化もその配信システムも複雑なものに感じられますがWINTを使うとサーバとブラウザだけで簡単に組み上げることができます。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.40.14_thumb.1364357245.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.40.14.1364357245.png)
読み込み中。コンテンツ部とニュース部の二つに分かれているのが特徴です。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.41.54_thumb.1364357249.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.41.54.1364357249.png)
HTMLコンテンツを表示している例。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.42.10_thumb.1364357253.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-26 11.42.10.1364357253.png)
画像を表示している例。

WINTは予め用意してあるJSONファイルを読み込み、指定した時間ごとにコンテンツを切り替えながら表示します。Webブラウザだけあれば動くのに加えて、JavaScriptだけで作られているのでサーバサイドの複雑な仕組みは一切不要で動かせるのが利点です。

WINTはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Webブラウザだけでデジタルサイネージが実現してしまうと、ネットワークさえあれば複雑な仕組みは殆どいらない時代になっているのだと痛感します。複雑にしたがために融通がきかなくなったり、不具合が起きた時の復旧に時間を要するくらいならシンプルな方がいいはずです。

HTML5になってオフライン対応もできるため、ネットワークがない場合はオフラインのファイルを使い、そうでない場合は最新のデータを取得すると言った操作も難しくはありません。今後、こういった利用法はますます求められていくでしょう。

emahub/wint · GitHub