Lytro ViewerはLytroファイルを解析してJPEGファイルを出力するソフトウェアです。

一年くらい前から話題に上がってくるガジェットにLytroがあります。撮影した後にフォーカスを変えられるカメラであり、専用のファイルフォーマットで出力されます。Flash製のビューワーしかないのを悲観し、作られたのがLytro Viewerです。


解析完了。


一枚目。右上にフォーカスあり。


二枚目。ちょっと左下に移動。


三枚目。さらに左下へ。


四枚目。一番上に比べるとずいぶんフォーカスがずれているのが分かるでしょう。

Lytro Viewerはコマンドであり、Lytroのファイルを渡すとフォーカスするポイントを変えつつ4つのJPEGファイルを生成します。この仕組みがあれば後はJPEG画像のクリックしたポイントを送信してファイルを動的に生成すれば良いだけです。とても面白いソフトウェアです。

Lytro Viewerはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

MOONGIFTはこう見る

Lytroの面白い点は、ファイルはいわばデータベースであり、そのデータ解析によって画質が変わってくるという点です。今後ビューワーのバージョンが上がるにつれて、写真がさらに奇麗に見えるようになると言われています。とは言え、つねに専用ビューワーを使わなければいけないというのは不便です。

今後、ファイルフォーマットの仕様が公開されればFlash以外のビューワーも出てくるでしょう。また、解析技術も現状よりもっと優れたものが出てくればより奇麗な写真を楽しめるようになります。現状ではあまり屋外や風景の写真は得意ではないようなので、その辺りが改善されることを期待したいです。

DamonOehlman/lytroview · GitHub