SkyLabはiOSアプリやMac OSXアプリでA/Bテストを実現するライブラリです。

iPhoneアプリで、どっちのビューやフローが良いか悩んでいることはないでしょうか。そこに時間を費やすのであればいっそ二つ作ってしまってA/Bテストを行ってみるのはどうでしょう。iPhoneアプリでA/Bテストを実現させるライブラリ、SkyLabを紹介します。


起動した例。右と中央のスイッチがオンになっています。


一旦リセットして起動し直すとラベルの色とスイッチの状態が変わっています。


リセットするたびに状態が変わります。ただし起動し直しても変わりません。

SkyLabのデモアプリでは3つのチェックボックス、中央にテキストが表示されています。一度目の起動の時、その状態はランダムに設定されます。2回目以降の起動でも同じ状態を維持します。設定をリセットすると次に立ち上げた時に選択状態が変わります。そうやってビューやテキストを切り替えることでユーザがよりアクションしてくれるビューを見極められるという仕組みです。

SkyLabはiOS/Mac OSX用、Objective-C製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

MOONGIFTはこう見る

実際の物とは異なり、デジタルデータであるWebやアプリなどは一回作ってしまった後の複製コストが低いのが特徴です。だからこそA/Bテストのようなどちらを利用者が選択するかと言った方法も取りやすくなります。これを通常の商品(服やバッグ、食品など)でやろうとした場合、コストが高くなってしまいます。

だからこそ一つ一つの文言に対して悩むのではなく、利用者を通じてテストを繰り返して改善していくのが大事ではないでしょうか。利用者の声が絶対ではありませんが、運用のフェーズにおいては利用者の使いやすい形こそが最適であるべきです。それは回り回って自社の利益につながるはずです。

mattt/SkyLab · GitHub