Oculusはビジネス用データベースクエリー共有システムです。

開発者の所にはたびたびユーザが訪ねてきてデータベースから一定の条件で抜き出したデータが欲しいと言われることがあります。そんなことが繰り返しあるとSQLをテキストファイルで残しておいたりする人も多いのではないでしょうか。そこで使ってみたいのがOculusです。クエリーを共有したり、データのダウンロードができます。


インストールはRubyGemsで行います。


オプションです。ユーザ名、パスワード、データベースを指定して実行します。


起動しました。


実行しました。結果が下に表示されます。


データはテーブル上に表示されます。


こちらはクエリーログです。


クエリーを保存しておけます。お気に入り登録も可能です。結果はダウンロードもできます。


お気に入りのクエリー一覧です。

Oculusを共有して使えば、最初は開発者がクエリーを作成し、後はユーザが自由なタイミングで同じクエリーを実行してデータをダウンロードできます。また開発者同士でクエリを共有しておく事もできます。意外と使い道の多そうなシステムです。OculusはMySQLとPostgreSQLに対応しています。

OculusはRuby製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

最近はもっぱらO/Rマッパーを使ってデータベースを扱うようになっているので、生のSQLを書く機会が減っています。しかしより速度の速いデータベース利用を考えるならばSQLを磨く必要があるでしょう。O/Rマッパーはどうしても冗長的になりがちで、何度もクエリーを実行してパフォーマンスが悪いケースも多いです。

何度も繰り返し利用するならばシステム化を考えても良いですが、条件を頻繁に変更したりパターンが増えたりするならばSQLを自由に実行できるOculusは利用価値があります。ただし普通にSQLを実行するだけなので、データの削除もできてしまうので注意が必要でしょう。

Oculus

paulrosania/oculus